AI活用におけるMarkdown形式・JSON形式・YAML形式の比較
最終更新日:2025年11月28日
はじめに
AIを活用する際には、ただ文章で質問や指示を書くのでは思った通りの回答が得られない場合があります。
これはAIはユーザーが求める形式がわからず、自由な形で回答するためです。
そこでAIへの指示には、伝える情報を整理したり構造化したり「プロンプト」を工夫することが重要で、その際によく使われるのがMarkdown形式・JSON形式・YAML形式 です。
これらはもともと文書整形やデータ表現のために開発された仕組みですが、AIとの対話においても役立ちます。
本記事では、それぞれの特徴や使い分けのポイントを整理し、AIプロンプト設計における活用方法を詳しく解説します。
これはAIはユーザーが求める形式がわからず、自由な形で回答するためです。
そこでAIへの指示には、伝える情報を整理したり構造化したり「プロンプト」を工夫することが重要で、その際によく使われるのがMarkdown形式・JSON形式・YAML形式 です。
これらはもともと文書整形やデータ表現のために開発された仕組みですが、AIとの対話においても役立ちます。
本記事では、それぞれの特徴や使い分けのポイントを整理し、AIプロンプト設計における活用方法を詳しく解説します。
AIプロンプトとは
AIプロンプトとは、AIを使う時に入力している「指示文」のことです。ただ質問文を書くよりも「どうしてほしいか」「どんな形で答えてほしいか」を整理して伝えることで、より思い通りの答えが返ってきます。
例えば「旅行のプランを考えて」と言うだけではざっくりした答えになりますが、「家族向け、2泊3日、予算10万円以内、東京発」と条件を細かく書けば、より実用的なプランが得られます。
また、MarkdownやYAMLといった形式を使うと、回答の枠組みを決められるので精度がさらに上がります。
つまりプロンプトは、AIを自分の目的に合わせて動かすための「質問の設計図」であり、工夫すればするほど役立つ答えを引き出せるのです。
例えば「旅行のプランを考えて」と言うだけではざっくりした答えになりますが、「家族向け、2泊3日、予算10万円以内、東京発」と条件を細かく書けば、より実用的なプランが得られます。
また、MarkdownやYAMLといった形式を使うと、回答の枠組みを決められるので精度がさらに上がります。
つまりプロンプトは、AIを自分の目的に合わせて動かすための「質問の設計図」であり、工夫すればするほど役立つ答えを引き出せるのです。
Markdown形式 ― 人に見せるための整形ルール
特徴
Markdownは、文章を簡単に読みやすく整えるための「軽量マークアップ言語」です。
見出しやリスト、引用、区切り線などをシンプルな記号で記述できます。
ブログ記事やドキュメント、社内Wikiなどで幅広く利用されており、技術に詳しくない人でも比較的すぐに理解できます。
見出しやリスト、引用、区切り線などをシンプルな記号で記述できます。
ブログ記事やドキュメント、社内Wikiなどで幅広く利用されており、技術に詳しくない人でも比較的すぐに理解できます。
AI活用のポイント
AIにMarkdownで出力させることで、読みやすく整理された回答 を得られるのが大きなメリットです。
例えば会議の議事録やタスク一覧をAIに作らせる際に、Markdownで見出し・リストを指定すれば、視覚的に整理されたレポートが生成されます。
例えば会議の議事録やタスク一覧をAIに作らせる際に、Markdownで見出し・リストを指定すれば、視覚的に整理されたレポートが生成されます。
例
# 会議議事録
## 決定事項
- プロジェクト開始日:10月1日
- 担当者:営業部Aチーム
## 次回までの宿題
- 予算案の確認
- 顧客リストの更新
JSON形式 ― 機械に渡すための厳密なデータ表現
特徴
JSON(JavaScript Object Notation)は、データを「キーと値」の組み合わせで表現するフォーマットです。
APIやプログラム間でのデータ交換に標準的に使われています。
括弧 {} や配列 [] などのルールが厳密に定義されており、機械処理に適しています。
APIやプログラム間でのデータ交換に標準的に使われています。
括弧 {} や配列 [] などのルールが厳密に定義されており、機械処理に適しています。
AI活用のポイント
AIにJSON形式で出力させると、システムやプログラムと連携しやすい結果 を得られます。
例えば、アンケート結果をAIに解析させてJSONで出力すれば、そのままデータベースやアプリに取り込めます。
精度の高いデータ連携を実現したい場合にはJSONが適しています。
例えば、アンケート結果をAIに解析させてJSONで出力すれば、そのままデータベースやアプリに取り込めます。
精度の高いデータ連携を実現したい場合にはJSONが適しています。
例
{
"title": "会議議事録",
"decisions": {
"start_date": "2025-10-01",
"team": "営業部Aチーム"
},
"tasks": [
"予算案の確認",
"顧客リストの更新"
]
}
YAML形式 ― バランスの良いデータ表現
特徴
YAML(YAML Ain’t Markup Language)は、JSONと同じようにデータを表現する形式ですが、記号を減らし、インデント(字下げ)で階層を表すため、人間にとって読みやすいのが特徴です。
設定ファイルやサーバー構成の管理でよく使われています。
設定ファイルやサーバー構成の管理でよく使われています。
AI活用のポイント
YAML形式は、人間に読みやすく、かつ機械にも処理できるバランスの良さ があります。
AIにクラウド設定やサーバー構成を提案させる際、YAML形式で出力させると、そのまま実務に活用しやすくなります。
また、非エンジニアが設定内容を確認するときにも見通しがよい点が利点です。
AIにクラウド設定やサーバー構成を提案させる際、YAML形式で出力させると、そのまま実務に活用しやすくなります。
また、非エンジニアが設定内容を確認するときにも見通しがよい点が利点です。
例
title: "会議議事録"
decisions:
start_date: "2025-10-01"
team: "営業部Aチーム"
tasks:
- 予算案の確認
- 顧客リストの更新
形式ごとの比較表
| 項目 | Markdown形式 | JSON形式 | YAML形式 |
|---|---|---|---|
| 主な特徴 | 文書を読みやすく整形する | データを正確にやり取りする | バランスの良いデータ記述 |
| 読みやすさ | ◎ 人にやさしい | △ 記号が多く読みにくい | ○ JSONよりわかりやすい |
| 機械処理の適性 | △ 人間向けが中心 | ◎ 機械処理に最適e | ○ 処理可能(ツールによる) |
| 主な用途 | レポート、議事録、記事 | APIレスポンス、システム連携 | 設定ファイル、クラウド管理 |
| AI活用での有効場面 | 出力を見やすく整えるとき | データを他システムに渡すとき | 設定情報を整理して活用するとき |
まとめ ― どう使い分けるべきか?
AI活用の現場では、プロンプトで「どの形式で出力するか」を指定することで、回答の品質や使いやすさが大きく変わります。
つまり、AIとのやり取りでは「誰が利用するか」「どのように活用するか」に応じて形式を使い分けることが重要です。 形式を意識的に使い分けることで、AIの出力をそのまま業務やシステムに活かすことができ、生産性の向上に直結します。
- Markdown形式は、人間に見せる資料やレポートを整理したいときに最適です。
- JSON形式は、システムやプログラムとデータを連携させたいときに必須です。
- YAML形式は、設定や構造を人間が確認しつつ、機械処理も可能にしたいときに便利です。
つまり、AIとのやり取りでは「誰が利用するか」「どのように活用するか」に応じて形式を使い分けることが重要です。 形式を意識的に使い分けることで、AIの出力をそのまま業務やシステムに活かすことができ、生産性の向上に直結します。
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