弁護士・法律事務所の書類作成を格段に効率化!
~Wordの文字書式ショートカットキー10選~


最終更新日:2025年05月28日
はじめに
弁護士や法律事務所では訴訟書類、意見書、通知書など、Wordを利用して書面作成する時間は多いのではないでしょうか。そんな使用頻度の高いWordをスムーズに使いこなせれば、業務を効率化することができます。そのための有効な手段の一つがショートカットキーの活用です。
ショートカットキーを使いこなすことで、キーボードから手を離すことなく、スピーディーかつ直感的に文書作成を進めることが可能になります。
本記事では、Wordの文字書式設定を効率化するショートカットキーを10個厳選し、使用例をご紹介します。
ショートカットキーを使いこなすことで、キーボードから手を離すことなく、スピーディーかつ直感的に文書作成を進めることが可能になります。
本記事では、Wordの文字書式設定を効率化するショートカットキーを10個厳選し、使用例をご紹介します。
Wordの文字書式設定ショートカットキー10選
1Ctrl + 矢印キー:単語単位での移動
カーソルを単語単位で左右に移動します。
文章の途中で特定の単語に素早く移動したい場合に非常に便利です。
文章の途中で特定の単語に素早く移動したい場合に非常に便利です。
例)
「今日の会議では、新しいプロジェクトについて話し合います。」という文章で、「新しい」の前にカーソルを移動したい場合、「Ctrl」キーを押しながら 「←」キー を数回押すことで、単語の区切りごとにカーソルが移動し、素早く目的の単語に到達できます。
2Shift + 矢印キー:文字単位での選択
カーソル位置から一文字ずつテキストを選択します。細かな範囲を選択するのに役立ちます。
例)
文章中の特定の文字だけを太字にしたい場合、まずその文字の隣にカーソルを置き、「Shift」キーを押しながら「→」、または 「Shift」キーを押しながら「←」 を押すことで、目的の文字だけを正確に選択できます。
3
Ctrl + Shift + 矢印キー:単語単位での選択
カーソル位置から単語単位でテキストを選択します。長い文章から複数の単語をまとめて選択したい場合に効率的です。
例)
「この重要な決定は、今後の事業展開に大きく影響します。」という文章で、「重要な決定」というフレーズをまとめて選択したい場合、フレーズの先頭(「重」の左)にカーソルを置き、「Ctrl + Shift」キーを押しながら「→」キー を3回押すことで、フレーズ全体を一気に選択できます。
4Ctrl + B:太字
選択したテキストを太字にします。強調したい場合に便利です。
例)
報告書の重要な結論部分を太字にすることで、読み手の注意を引きつけ、内容をより強く印象づけることができます。「本日の会議の結果、プロジェクトは予定通りに進捗していることが確認されました。」のように、特に伝えたい箇所を選択し、「Ctrl + B」キーを押すだけで強調表示が完了します。
5Ctrl + I:斜体
選択したテキストを斜体にします。専門用語や引用部分など、通常のテキストと区別したい場合に便利です。
例)
参考文献リストにおいて、書籍のタイトルを斜体で表記する際に活用できます。「書籍名:弁護士職務便覧」のように、タイトル部分を選択し、Ctrl + I を押すだけで斜体になります。また、会話文の中で心の声などを表現する際にも斜体が効果的です。
6Ctrl + U:下線
選択したテキストに下線を引きます。重要なキーワードやWebサイトのリンクなどを目立たせたい場合に活用できます。
例)文書中で特に重要な単語に下線を引き、注意を促すことができます。「詳細については、添付資料をご確認ください。」のように、下線を引きたい語句を選択し、「Ctrl + U」キー を押します。
7Ctrl + Shift + >:フォントサイズを大きく
選択したテキストのフォントサイズを一段階大きくします。見出しや強調したい部分のサイズを素早く変更する際に便利です。
例)
小さく表示されている小見出しのフォントサイズを大きくして、視認性を高めたい場合に、小見出しのテキストを選択し、「Ctrl + Shift」キーを押しながら 「>」キーを数回押すことで、段階的にフォントサイズを大きくできます。
8Ctrl + Shift + <:フォントサイズを小さく
選択したテキストのフォントサイズを一段階小さくします。補足的な情報やキャプションなどを小さく表示したい場合に役立ちます。
例)
図表の下に添えるキャプションのフォントサイズを小さくして、本文との区別をつけたい場合に、キャプションのテキストを選択し、「Ctrl + Shift」キーを押しながら 「<」キーを数回押すことで、段階的にフォントサイズを小さくできます。
9Ctrl + Space:書式のリセット
選択したテキストに適用されている文字書式(太字、斜体、下線、フォント、サイズなど)を全て初期状態に戻します。
例)
コピー&ペーストしてきたテキストの書式が元の文書と異なっている場合に、書式をリセットしたいテキストを選択し、「Ctrl + Space」キーを押すことで、簡単に元の文書の標準書式に戻すことができます。
10Ctrl + D:フォントダイアログボックス表示
フォントの種類、サイズ、スタイル、色、下線など、詳細な文字書式を設定するためのダイアログボックスを瞬時に表示します。
例)
フォントの種類、サイズ、スタイルなどを設定するダイアログボックスを表示します。特定のフォントを指定したい場合や、文字色を細かく設定したい場合に便利です。
Wordのショートカットキーを組み合わせた応用
これらのショートカットキーは、組み合わせて使うことでさらに効率が向上します。
- Ctrl + Shift + 矢印キー (単語単位での選択) と Ctrl + B (太字)
- 選択範囲の文字を太文字にします。。
- Ctrl + Shift + 矢印キー (単語単位での選択) と Ctrl + Space (書式のリセット)
- 選択範囲の文字の書式をリセットします。
まとめ
これらのショートカットキーを日々の業務で意識して使うことで、Wordでの文書作成作業スピードがアップします。
最初は意識的に使う必要があるかもしれませんが、繰り返し使うことで自然と指が動き手放せない強力な武器となるでしょう。
ぜひ、これらのショートカットキーをマスターし、Word作業の効率化を実感してください。
最初は意識的に使う必要があるかもしれませんが、繰り返し使うことで自然と指が動き手放せない強力な武器となるでしょう。
ぜひ、これらのショートカットキーをマスターし、Word作業の効率化を実感してください。
Word操作 | ショートカットキー | 説明 |
---|---|---|
単語単位での移動 | Ctrl + 矢印キー | カーソルを単語単位で左右に移動します。 |
文字単位での選択 | Shift + 矢印キー | カーソル位置から一文字ずつテキストを選択します。 |
単語単位での選択 | Ctrl + Shift + 矢印キー | カーソル位置から単語単位でテキストを選択します。 |
太字 | Ctrl + B | 選択したテキストを太字にします。 |
斜体 | Ctrl + I | 選択したテキストを斜体にします。 |
下線 | Ctrl + U | 選択したテキストに下線を引きます。 |
フォントサイズを大きく | Ctrl + Shift + > | 選択したテキストのフォントサイズを一段階大きくします。 |
フォントサイズを小さく | Ctrl + Shift + < | 選択したテキストのフォントサイズを一段階小さくします。 |
書式のリセット | Ctrl + Space | 選択したテキストの書式を初期状態に戻します。 |
フォントダイアログボックス表示 | Ctrl + D | フォントの種類、サイズ、スタイルなどを設定するダイアログボックスを表示します。 |